今年も桜の季節がやってまいりましたが、世間ではそろそろ葉桜になり出してるこの週末。
「天気も最高、気温もちょっと暑いくらい。これが今年最後のチャンスだ!」
そう、思って前日までに入念な準備をしてきました。しかもバイクパッキングスタイルでの輪行は初めて。でも、「いつもよりちょっと荷物が多くて、重いくらいだ。だからきっと明日は最高のバイク&キャンプになる!!」
そう信じていました、出発する朝に自転車を下ろすまでは・・・。
朝、6時に起床して朝食を済ませ、持ち物チェックして準備するために自転車を下ろそうという時に、そいつはいきなりやってきました。そう、それは、
「魔女の一撃!!」
確かに全装備を合わせると20キロ以上ある自転車に何故かその時はリュックまで背負ったフル装備状態。一瞬で頭をよぎる「この状態で輪行で彦根まで行けるか?」しかし、それとは反対に「この天気で、桜が満開を見れる最後のチャンスを諦めるのか?」と頭の中が葛藤しますが直ぐに、「とりあえず、行ってみよう!」となりました。(笑)
今回はバックパックを背負うのでフォークバッグ類は取り付けていません。しかし、それが裏目に出るとは、この時はまだ知る由もありませんが・・・。
サイクリングロードの桜はすでに散り始めています。駅までは3km程度なので、腰をかばいながらゆっくりペダリングします。
駅に着いて、フロントの<Woho X-Touring Dry Bag 15L>を取り外します。取り外したドライバッグは、Kuwaharaのパッカブルバッグに入れれば持ち運びも簡単!なんて思ました。でも魔女は虎視眈々とそのチャンスを狙っていたのです。
バイクを輪行袋に入れるためフレームバッグとサドルバッグを装着した状態でひっくり返すために持ち上げた時に再度来ました!
「ピキーン!!」と。脂汗をかきながらその場で1分ほど固まっていました。
しかしここまで来て、諦めるのも嫌だったので、腰を庇いながらなんとか電車に乗り込みます。いざ電車にさえ乗ってしまえばひたすら立ってるだけです。朝の混雑時間で申し訳なかったのですが、自転車抱えて一番前の車両の一番前のドア付近を確保します。
京都駅はもうコロナはどこに行ったの?というくらい人が多いです。そんな中で亀のようにノロノロと歩みを進めてなんとか乗り継ぎ目的地であるJR河瀬駅で下車です。
もうね、自転車にタイヤはめる中腰ですら緊張します。いつヤツが一撃を加えてくるのかと・・・。そして、駅からキャンプ場である、湖岸緑地、曽根沼公園は直ぐです。
今回は椅子を持ってきてなかったので(ハンモックは一応持参してるので椅子がわりに使える)、テーブルと椅子がある場所を陣取り、ここを今回のキャンプ地とします。トイレも結構近いですし。
とりあえず、UPON <3G Bivyテント>をサクッと設営して、昼食の準備をします。
メスティンでご飯を炊く間は緑茶で空腹をごまかします・・・。やはり、空腹の時の大盛りカレーは間違いないですね!!とりあえずお腹も膨れたので、今回のメインである桜を愛でようと思い向かう先はひこにゃんの待つ、<彦根城!>。
さざなみ街道はビックリするくらい車が多く、渋滞しています。まあ、自転車なので私はその横をすいす〜いと走り抜けていくのですが。
桜祭りも開催されており、予想の遥か斜めを行く人の多さです。ひこにゃんに会いたかったんですが、諦めて近くの侍サイクルさんにお邪魔しました。お忙しいのにお相手していただきありがとうございました。
そして、今回の場所の決め手になった場所を目指します。途中で晩御飯の仕入れもしましたけど。
2022年3月にオープンしたばかりという<彦根ブリューイング>さんへ。実はキャンプ場の裏ぐらいにあるんですよ。これは行くしかないでしょう!
ペールエールを一杯だけ頂き(これがメチャメチャ美味しかった。本当は後3杯くらい飲みたかった)、帰りは自転車を押してキャンプ場に戻ります。
その後は、夕食までビールや焼酎のお湯割りを飲みながら(飲んでばっかり)、鶏白湯鍋からの〆のラーメンまでフルコンボで頂きましが気が付いたらテントで寝てました。でもしっかりテーブルの上を片付けていたので、「凄いぞ自分」と思いました!(笑)
UPON 3G Bivyテントは防水に優れながら結露しにくいシングルウォールとダブルウォールのいいとこ取りのようなテントです。
この時期ですと夏用のシュラフにシュラフカバーで快適に寝れますね。まあ、テントを貼った場所が水辺のすぐ横なので、どっちかというと鳥の騒ぐ音や鳴き声の方が煩かったんですけど。
朝の6時くらいには目が覚めてしまったので、軽く散歩しましたけどこの看板すごくないですか?誰かが砲丸投げの練習したんでしょうね〜ここで・・・。
撤収も済ませて、忘れ物もありません。もちろん、来た時より綺麗に「立つ鳥跡を濁さず」の精神です。そして、今日の目的地である有名な場所を目指します。
テレビにも何度も出てる有名なバームクーヘンのお店<CLUB HARIE・ラ コリーナ近江八幡>です。入り口に物凄い行列ができてたので諦めて並び出したら、どうやら中にあるカフェの列だったみたいで、自分には関係ないのでさっさと購入してお店を出発します。
帰りはどこから電車に乗ろうかな〜と考えながら、ペダルを漕いでたんですが思いのほか軽快に走れるので「大津あたりまで頑張ってみるか?いやいや、琵琶湖大橋を渡って大津?まさか、峠越えして京都駅まで行っちゃう?」なんて脳内で妄想しながら走ってると、お腹空いてきました。
竜王のあたりの道の駅で販売してたロコモコ丼と近江牛入りコロッケをいただき、お腹も満足になったので、ちょっと欲が出てきます。こうなったら家まで走るか〜なんて頑張ると、お土産買ったバックパックもパンパン。そもそも荷物も結構バックパックに入れてたので、手のひらもお尻も痛くて痛くて・・・。
最終的には走行距離120キロ以上、合計8時間にわたるフル装備でのライドは手のひらも、お尻も、そして腰にもキツいライドでした。
次回からはギックリ腰の時は往復輪行しようと心に誓いました!(笑)
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