Roots of Kuwahara (後編)


〜宴開始と思いきや〜


美濃田の淵キャンプ村の近くにはコンビニがあるとネットに書いてあったので、早速今晩の宴のためのアルコール類や、水、お茶などを買いに向かう。歩いて5分とあったけど、せっかくなので、自転車で向かう。


「あれ、なんか普通に入れないぞ、徒歩や自転車だと入れるけど柵みたいなのあるし。あぁ、そうか徳島自動車道のICがあるんだったな。まるでSAみたいな感じ・・・・・・・・まさか?!」


はい、嫌な予感は的中です。SAエリアの中のコンビニでした。当然アルコール類の販売はおこなっていません。「マジか〜、”金やん”も待ってるしな〜。仕方ない近所のコンビニまで走るか!」ってことで来た道を引き返して、およそ2kmの道を走り、帰りは液体だけで8kgくらいになった激重のバックパックを担いで走る羽目になりました。


キャンプ地に帰ると、すっかり真っ暗です。とりあえず、キンキンに冷えたビールとハイボールで乾杯〜!いや〜この為に頑張ってペダルを漕いできた甲斐があります!


”金やん”は慣れた手つきで薪を焚き火台にセットして、火おこしを始めました。直ぐに鉄板を取り出し、先ほどスーパーで買った黒毛和牛を焼き始めます。最近、自分はソロキャンなのを言い訳に、ロクにちゃんとした調理をしてませんでした。反省します!


薪は節がたまにあり、バトニングしてると調理に支障が出る感じ。すると”金やん”から「すんません、バトニングしてもらえますか?」って事で、せっせと薪を割ります。これぞまさしく「働かざる者食うべからず」。


料理人”金やん”が最高の焼き加減のステーキを皮切りに、その後にもメスティンでボイルしたソーセージ、その蒸気で蒸されたシュウマイが出てきて酒が進む。次に出てきたのは、今回の目的地の一つでもあった<半田>の名物である<半田そうめん>。麺の太さ的には素麺と言うより、冷麦なんですがこれがチュルっとしていて凄く美味しい!うちの会長も好きって言ってたし、仙太郎氏も好んで食べていたのかもしれません。そう思うと、今回の旅もなかなか感慨深いものがあります。


まあ、本当はこの後も”金やん”のお母さんが急遽<美濃田の淵キャンプ村>に登場したり、メインディッシュであるカレーを作ってる間に自分は寝ていて写真が無かったり、起こされてカレーを食べると激辛だし、しかも食べ終わるとそのままハンモックで午前2時くらいまで寝落ちしてたりと・・・。いつものグダグタな感じで幕を閉じました(笑)



〜いざ、行かん!汽車に乗って徳島駅〜


午前2時過ぎに一度起きたので、その後は<UPON 3G Bivy>テントの中のシュラフに包まり寝てました。しかし、体内時計が働いていつもの午前6時過ぎに目が覚めてしまいます。しばらくすると”金やん”も起きてきたので、とりあえず撤収&パッキングを始めます。

片付けてる最中に小雨がパラついてましたが、走り出す頃には止んでいました。良かった、雨の中走ることにならなくて。


キャンプ場の近くを走ってるJR徳島線の汽車(金やんに100回くらい突っ込まれた)が通り過ぎる音が聞こえます。「ヤヴァイ、1時間に1本とかなのに乗り過ごしたら次の汽車はいつなんだ?」と思いながらキャンプ場の最寄駅である、阿波加茂駅に到着するとなんと30分後に次の汽車が!


これを乗り過ごすとフェリーの時間に間に合いそうもありません。慌てて輪行の準備をして、切符を買おうとすると券売機が無い。「ははぁ〜ん、電車の中でタッチして乗るタイプだな?」って思ってると反対向きの汽車が到着。車掌さんに聞くと「あ〜今販売できますよ。残念ながらタッチ式は無いので現金になります。」と。そして印字されて出てきた切符がこちら。失くしそうで怖い。


無事に汽車に乗ることが出来て、ホッと一息。後は徳島駅までしばし汽車の旅。流れる景色を眺めながら、「昨日はこの辺りを通ったな」とか、「名物ぶどう饅頭って書いてるけど、ぶどうみたいな形で中は餡子が入ってます」とか、「剣山は平家が逃れてきて三種の神器である剣を納めた山です」と教えてもらったり、汽車に揺られてると何故か毎回眠気に襲われ今回も気がつくと寝てました。それにしても、自転車だと寝ながら移動出来ないので、素晴らしいぞ文明の力。


無事に徳島駅に到着して、お土産も購入。残念ながらバッグの容量的にそれほど沢山買えません。これが自転車旅行の辛いところ。


後は空きっ腹を満たすために駅の近くの<おさかな食堂>へ!すると、まさかの本日終了!「え、まだ12時半ですけど、マジっすか?!」次回のリベンジを誓って、仕方なく港の方へ向かいます。



〜さらば徳島、そして大阪へ〜


とりあえず時間が無いので、漁港の近くの中華を目指して喜び勇んで走った行ったら、まさかの店の外まで並んでる・・・。人気店なのね。フェリーの中には食堂が無いのは往路で知っていたので、仕方なく近所のコンビニで適当に買い込んで、フェリー乗り場に戻る。南海電鉄にそのまま乗る為に輪行状態にして、なんとか無事に乗船。後は大阪に帰るだけ!


コンビニで買った焼きそばが脂がコテコテなので、お茶で流し込む。あぁ〜何を食べても美味しかった徳島の料理が恋しい。船内では徳島の観光案内のCMがモニターに映っており、それを見て「あ、そう言えば食べるのを忘れてた<フィッシュカツ>がリュックの中に!!」2人で仲良く1枚づつ頂き、徳島名物で最終的にはフィニッシュ!


2時間半の船旅も終わりを迎え、和歌山港に到着。そしてダッシュでそのまま南海電鉄へ。すると、鯛のラッピングが施された<めでたいでんしゃ>がお出迎え!!最後まで、サプライズがある今回の旅は過去最高!


そして、新今宮駅にて今回最大の功労者である”金やん”とお別れ。本当にお世話になりました。また、大阪で飲みに行きましょう!!挨拶もそこそこにJRに乗り換えて家路を急ぐ。あ、大阪のシンボル通天閣の前で一枚!と思ったら、ツノ生えちゃった。


そして最寄り駅まで帰ってきて、やっと今回の全行程が終了しました。お疲れ、自分。そして、祖先の生まれ育った地を見て、自転車で走って、肌で感じる機会をくれた全ての人に感謝!


最後まで読んで頂きましてありがとうございました。


皆さんも是非、自転車での旅をされてみては如何でしょうか?

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